謝罪に隠された真実|謝られたのに、なんか違うと感じる6つのパターン

「謝られたのに、なんか違う」

こう感じたこと、ありませんか?

こっちは、明らかに非のあることを指摘した。
相手は、一応謝った。
形だけ見れば、これで終わるはずの場面です。

でも、終わらない。
納得できない。
モヤモヤだけが、残ってしまう。

その違和感、合っています。
形式は謝罪でも、中身が違うからです。

目次

「ちゃんと謝らない人」には、6つのパターンがある

世の中の「ちゃんと謝らない人」、よく見ると6つのパターンに分けられます。

表面のセリフは違っても、根っこの構造は共通しています。
自分の非を、本気で引き受けたくない。
形式だけで済ませようとする。
相手を見て、態度を変える。

それぞれのパターンを、見ていきます。

①形式的な謝罪「ごめんごめん」

軽い口調で「ごめんごめん」「すいませんでした」と流すパターンです。

軽い接触のような、本当に大したことじゃない場面なら、これで構いません。
でも、本来なら本気で謝るべき場面で、これを使う人がいます。

理由は3つ考えられます。

1つ目は、空気が読めない人。
状況の重さが、本当に分かっていない。

2つ目は、相手を見ている人。
「この相手なら軽く済む」と判断して、わざと軽く流している。

3つ目は、そもそも何が重大かの基準がない人。
倫理観そのものが、育っていない。

どのタイプにせよ、こちらには「軽く扱われている」が伝わります。
これが、いちばんシンプルな「ちゃんと謝らない」のパターンです。

②条件付き謝罪「そう思わせたならごめん」

「そう思わせたならごめん」「気を悪くしたなら」「もし傷ついたなら」。
こういう、条件付きの謝罪です。

これ、謝罪に見えて、実は他責なんですよね。
「あなたがそう感じた」「あなたが傷ついた」と、相手の捉え方に責任を移しています。

本人は、「自分の行為そのものは間違っていない、あなたが過剰反応した」と暗黙に主張している。
謝罪の体裁で、こっちを下に見ています。

↓詳しくはこちら↓
>>「そう思わせたならごめん」にモヤモヤする理由

③他責の謝罪「そんなつもりじゃなかった」

「そんなつもりじゃなかった」「冗談だったのに」「あなたが気にしすぎ」。
意図を盾にして、結果から逃げるパターンです。

本来の論点は、「結果として相手を傷つけた」こと。
それを「自分の意図はそうじゃなかった」にすり替えています。

「意図がなければ責任なし」と本人は思っているかもしれません。
でも、それは論理が破綻しています。
意図がなくても、結果としての責任は発生します。

↓詳しくはこちら↓
>>『そんなつもりじゃなかった』にモヤモヤする理由|想像できたよね?

④開き直りの謝罪「で、どうしてほしいの?」

「で、どうしてほしいの?」「謝ったらいいの?」「何回謝ればいいの?」。
立場を逆転させて、上から要望を聞く側に立つパターンです。

このタイプは、謝罪を「許しを得るための取引」だと勘違いしています。
「謝ったんだから許せよ」「許さないなら謝らない」というスタンス。

本来、謝罪は反省と申し訳なさの表明です。
許すかどうかは、相手が決めること。
でも本人は、それを取引にしてしまっている。
こっちが許さないと、開き直る。

↓詳しくはこちら↓
>>『で、どうしてほしいの?』にモヤモヤする理由
>>「謝ったらいいの?」って言う人、だいたい謝る気ない話

⑤逆ギレの謝罪「すいませんでした!(怒)」

「すいませんでした!」と怒りながら謝るパターンです。
「悪かったよ!これでいいだろ!」も同じです。

形は謝罪ですが、態度は威圧。
本人は「謝った」と主張しますが、実態は脅しに近い。

こちらは「謝罪をされた」のに、怒鳴られたような気持ちになる。
これ以上追及するのが怖くなって、引き下がるしかない。
本人は、それを狙っています。

↓詳しくはこちら↓
>>逆ギレする人の思考|詰められたときの5つの反応パターン

⑥被害者ぶる謝罪「自分もつらかった」

「自分もつらかった」「自分も傷ついてる」「相手も悪い」。
被害者ポジションに移って、責任追及をかわすパターンです。

謝罪の話をしていたはずなのに、いつの間にか「お互いつらい」「自分だって被害者」という構図になっている。
本人は、物語を途中から切り取って、自分を被害者にしている。

こちらは責任を追及していたのに、なぜか相手を慰める方向に押し戻される。
完全な他責思考です。

↓詳しくはこちら↓
>>なんでこの人、すぐ被害者みたいなこと言うの?被害者ムーブする人の思考

【番外編】謝罪の後に出てくるセリフ「だから謝ってるじゃん!」

もう一つ、扱っておきたいパターンがあります。
最初の謝罪のセリフじゃなく、謝罪の後に出てくる打ち切りのセリフです。

「だから謝ってるじゃん!」
「もう謝っただろ!」
「いつまで言ってるの?」

最初の謝罪が本気じゃないから、こっちが食い下がる。
すると本人は「もう謝ったじゃん」と開き直って、話を打ち切ろうとする。

これも、謝罪を取引と勘違いしている人の振る舞いです。
「お前が勝手に終わらせるなよ」と感じる、あのモヤモヤの正体。

↓詳しくはこちら↓
>>『だから謝ってるじゃん』にモヤモヤする理由|許す/許さないは誰が決めるの?

全パターンに共通する、根本

6つのパターンと番外編、表面のセリフは全部違います。
でも、根っこにあるものは共通しています。

1つ目は、自分の非を、本気で引き受けたくないこと。
形式は謝罪、でも責任は引き受けない。
このズレが、こちらにはモヤモヤとして残ります。

2つ目は、形式だけで済ませようとすること。
「謝った」という形さえあれば、中身は問われないと思っている。
深いところで、謝罪の意味を理解していない。

3つ目は、相手を見て、態度を変えること。
上司や取引先には、絶対こんな対応をしません。
弱いと見た相手にだけ、こういう謝罪が出てくる。
ここに、本人の本性が出ています。

これらは全部、「困った人」の構造として整理できます。
表面のセリフは違っても、根本は同じ。
だから、6つのパターンが同じシリーズとして並ぶんですよね。

↓「困った人」の構造、全体像はこちら↓
>>未熟な大人とは何か|話が通じない、論理が届かない「困った人」の構造

「気にするな」では、このモヤモヤは消えない

こういう人を相手にしたとき、よく言われるアドバイスがあります。

「気にしないほうがいいよ」
「謝ってくれたんだから、もういいじゃない」

言ってる人に悪気はないと思います。
でも、これでスッキリした人は、たぶんいません。

このモヤモヤは、感情の問題じゃないからです。
「気にしない」と決めれば消える種類のものではありません。

本当に消したいなら、感情で蓋をするのではなく、構造として理解するのが効きます。

「あ、これは形式的な謝罪なんだな」
「あ、これは取引のつもりで謝ってるんだな」
「あ、これは被害者ポジションに移ろうとしてるんだな」

そう見えると、不可解さがだいぶ消えます。
そして、相手を変えようとする消耗からも、解放されていきます。

こういう人と、どう関わるか

とはいえ、こういう人とも、関わり続けないといけない場面はありますよね。
職場、家族、ご近所。
すぐに距離を取れない相手のときは、関わり方を変えるしかありません。

基本は「戦わない、変えようとしない、自分の課題に集中する」というシンプルな考え方ですが、これを身につけると、こういう人を相手にしたときの消耗が、だいぶ減ります。

↓こういう人との関わり方はこちら↓
>>話が通じない人との関わり方|戦わずに勝つという選択

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