一緒にいると、なんとなく気をつかう人っていますよね。
その人、別に怒鳴るわけでも、文句を言ってくるわけでもないんです。ただ、機嫌が悪いとき、それがそのまま全部出ている。返事の声が低いし、ため息は多いし、表情も明らかに曇っている。
こっちは何かしたわけじゃない。でも、その空気が場に流れているだけで、なんとなくこっちが気をつかってしまうんですよね。
直接は何も言われていない。なのに振り回されている。この感じ、わかる人にはわかると思います。
不機嫌になること自体は、誰にでもある
念のため先に書いておくと、機嫌が悪くなること自体は、誰にでもあります。
体調が悪い日もあるし、嫌なことがあった日もある。人間なので、いつも上機嫌ではいられません。それは当たり前のことです。
問題は、機嫌が悪いことじゃないんです。それを、特定の相手にだけ見せていることのほうなんですよね。
その人、誰にでも不機嫌を出してますか?
ここで、ひとつ思い出してみてほしいことがあります。
その人は、本当に誰の前でも不機嫌をダダ漏れにしているでしょうか。
たぶん、違います。自分より立場が上の人や、機嫌を損ねたら面倒なことになる相手の前では、その人もちゃんと普通にしているはずです。なんなら、愛想よくしていることすらある。
つまり、不機嫌を出さずにいられる力は、ちゃんと持っているんです。ただ、その力を使う相手と、使わない相手を分けている。それだけのことなんですよね。
「この人には出してもいい」と思われている
そうなると、見えてくることがあります。
不機嫌を向けられているということは、その人から「この相手には不機嫌を出しても問題ない」と見なされている、ということです。
面倒な相手には出さない。でも、こっちには出す。その差が意味しているのは、シンプルな話で、軽く見られているということなんですよね。気をつかわなくていい相手、不機嫌をぶつけても反撃してこない相手。そういう枠に入れられている。
モヤモヤの正体は、たぶんこれ
こっちがモヤッとするのは、不機嫌な空気が不快だから。もちろんそれもあります。
でも、それだけじゃないんです。下に見られている、その感触をちゃんと受け取っているからなんですよね。
不機嫌な空気そのものより、「自分はこの人に、雑に扱っていい相手だと思われている」という事実のほうが、ずっとモヤモヤする。たぶん、こっちが感じていた居心地の悪さの正体は、そっちです。
結論
不機嫌な態度で周りに気をつかわせる人。
あれは、機嫌が悪いことが問題なのではありませんでした。その不機嫌を出す相手として、こっちが選ばれていることが問題だったんです。
その人は、不機嫌を抑える力をちゃんと持っています。ただ、使う相手を選んでいる。そしてこっちは「抑えなくていい相手」に分類されている。
だから「大人なのにどうなの」と感じる、その感覚は正しいです。気にしすぎでも、心が狭いわけでもありません。マナーがなっていないという話ではなく、なめられているという話だったんですよね。
とはいえ、ここまで読んで「で、なんでそもそも態度に出すわけ?」と思った人もいると思います。不機嫌を言葉にせず態度で伝えようとする、その仕組みのほうは、別の記事でくわしく掘り下げています。
>>なんで不機嫌アピールするの?その心理と本当の理由はこちら
