「なんで、急に不機嫌になるの?」
そう思ったこと、ありませんか?
何も言わない。
でも、明らかに機嫌が悪い。
態度と空気で、それを伝えてくる。
こっちは、原因も分からないまま気をつかう。
「何かした?」と、探らされる。
これ、地味に疲れますよね。
世間ではこれを「不機嫌アピール」と言います。
ただ、これには”あるタイプ”の心理が隠れています。
ひとことで言うと、「察してほしい」んです。
言えばいいのに、言わない
このタイプの特徴は、はっきりしています。
嫌なことがあっても、口では言わない。
その代わりに、黙り込む。
ため息をつく。
態度を、分かりやすく重くする。
「言わなくても、気づいてよ」。
これが、根っこにある気持ちです。
だから、自分からは動きません。
不機嫌を”置いておくだけ”で、相手が気づいてくれるのを待つ。
そういう伝え方に、なっています。
求めているのは「機嫌をとってもらうこと」
このタイプが待っているのは、これです。
まわりが気づいて、心配してくれる。
「どうしたの?」と、声をかけてくれる。
機嫌を、とってくれる。
つまり、不機嫌が”かまってほしい”のサインなんです。
本人も、そこまで自覚していないことが多い。
ただ、気づいてもらえると安心する。
赤ちゃんが泣いて、気づいてもらうのに近い。
言葉の代わりに、不機嫌で「こっちを見て」と出している状態です。
「相手を従わせる不機嫌」とは違う
ここで、ひとつ分けておきます。
同じ不機嫌でも、”上から相手を従わせる”タイプがいます。
相手を選んで不機嫌をぶつけ、コントロールする人です。
でも、このタイプは違います。
方向が、逆なんです。
従わせるのではなく、気づいてほしい。
上からではなく、下から。
支配ではなく、甘えです。
↓”相手を選んで従わせる”不機嫌はこちら↓
>>不機嫌な態度で気をつかわせる人|あれ、相手を選んでます
なぜ、言葉にしないのか
こう思いますよね。
「そんなの、言えばいいじゃん」。
その通りです。
でも、それができない。
自分が今どう見えているか。
まわりに、どんな負担をかけているか。
そこが、うまく見えていないんです。
なんで、そこが見えないのか。
そこは、もう少し深い「機能」の話になります。
根っこについては、こちらで書いています。
↓この「自分の状態が見えない」の根っこはこちら↓
>>未熟な大人とは何か|話が通じない、論理が届かない「困った人」の構造
察しにいくほど、長引く
向き合い方には、コツがあります。
やりがちなのが、こっちから察しにいくこと。
でも、それは逆効果です。
気づいて機嫌をとるほど、「不機嫌を出せば伝わる」と学習させてしまう。
だから、同じことがくり返されます。
効くのは、その逆です。
不機嫌には、反応しない。
「言葉で言ってくれたら聞くよ」の姿勢を、崩さない。
冷たくする必要は、ありません。
ただ、”察してあげる係”を降りる。
それだけで、こっちの消耗はぐっと減ります。
↓こういう人との関わり方はこちら↓
>>話が通じない人との関わり方|戦わずに勝つという選択


