パラレルターンとカービングターンの違いを説明するよ【スキーの滑り方】

パラレルターンとカービングターン

今回は、スキー用語について解説します。

スキーにはパラレルターンカービングターンプルークボーゲンシュテムターンなどいろんな名前の滑り方がありますよね。

違いがよくわからないという人も多いのではないでしょうか?

そこでこのページでは、パラレルターンとカービングターンについて解説します。

パラレルターンとカービングターンの違い

パラレルターンとは

両スキーを平行にそろえて(パラレルスタンスで)ターンする滑り方。

そのなかでも、スキー板を横方向にズラしてターンする方法と、ズラさないでターンする方法があります。

カービングターンとは

なるべくスキー板を横方向にズラさないでターンする滑り方。

ターン中にスキーを横方向(斜め方向も)にズラさないで、スキー板のエッジに乗って滑る。

スキーのエッジを雪面に押し付けることで、スキー板のサイドカーブを使ってターンします。

板をズラさずに滑るので、滑った後にスキーの滑走ラインがキレイに残るような滑り方です。

パラレルターンとカービングターンの関係を整理すると

「パラレルターンの中でもカービングターンで滑る」といった感じですね。

プルークスタンスでカービングもある

ズレないターンをカービングターンというのであれば

カービングターンは、別にパラレルスタンスじゃなくてもいいです。

プルークスタンス(ハの字)であっても、外スキーをズラさないでターンすれば、それはカービングターンです。

その場合は、もちろんプルークなのでスピードは出せませんし、内スキーはズレます。

外スキー1本でカービングターン(ズレのないターン)をしているということになりますね。しかも低速で…。

一般的に使われるカービングターン:基本はパラレル

プルークでもスキー板がズレなければカービングといいましたが、厳密にいえばそうですよという話で、実際にはパラレルで2本の滑走ラインがキレイに残るようなズレのないターンをカービングターンといいます。

けっこう曖昧です。しゃべる人によって意味合いが違うこともあります。

なので、大体のニュアンスでOKです(^O^)

【滑走方法】スキーの滑り方いろいろ

実践で使うスキーの滑り方です。

  • プルークボーゲン
  • シュテムターン
  • パラレルターン

細かく分けるともっとありますが、こんなところです。

プルークボーゲン

おなじみの「ボーゲン」です。正式にはプルークボーゲンといいます。

スキー板のテールを開いて、両スキーのインエッジが常に角付けされた状態で滑ります。

シュテムターン

ターン中はプルークスタンス、ターンとターンのつなぎはパラレルスタンスで滑るやり方です。

ターンに入りやすいように導入時に外スキーをハの字に開きだして滑ります。

ターンの後半にかけて、内スキーを外スキーに引き寄せてパラレルスタンスでターンを仕上げます。

参考》シュテムターンとパラレルターンの違いは切り替え方法【わかりやすく解説】

パラレルターン

ターン中、常に両スキーが平行(パラレル)な状態で滑ります。

低速でも高速でも対応できる、オールマイティーな滑り方です。

習得すれば、世界が一気に広がります。

参考》【パラレルターンがうまくできない】ハの字が残る原因を超詳しく解説

パラレルターンとカービングターンの違い@まとめ

パラレルターンとカービングターンの違いについて解説しましたが、どちらもけっこう曖昧なところがあります。

人によってとらえ方は違うし、20年前と今とでは若干違うかもしれません。

結局はその程度の理解で大丈夫です。

最後に一言

スキーはパラレルでズラすのが一番楽!

ということで今回は以上になります。

参考》【パラレルターン完全マップ】スキー講師歴20年の僕がコツや練習方法を解説