「なんでこの人、自分の非に気づかないの?」
そう感じたこと、ありませんか?
明らかにズレてる。
迷惑もかけてる。
でも本人は、まったく気づいてない。
指摘しても伝わらない。
話も噛み合わない。
これ、かなりしんどいですよね。
このタイプは「謝らない人」の4タイプでいうと、①にあたります。
表面は同じ「謝らない」でも、中身はタイプごとに全然違う。
①は、その中でもいちばん根っこの状態です。
自分の中で、判断が完結している
まず、これです。
このタイプは自分の中だけで判断が完結しています。
「自分はこう思った」
「だからこうした」
ここで、終わっている。
相手がどう感じたか。
自分の行動が、どう影響したか。
そこが、最初から入っていません。
だから、自分がズレていることに気づけない。
ズレている自覚がないから、直そうとも思わない。
認知に、他人の視点が入っていない
ここが、他のタイプとの決定的な違いです。
②正当化する人、③プライドで謝れない人。
この人たちは心の奥で「自分が悪い」と分かっています。
分かったうえで、認めない。
でも①は違う。
そもそも、分かっていない。
他人がどう見ているか。
相手が何に困っているか。
それを想像する機能が、認知のなかに育っていません。
つまり、わざと無視しているのではなく、最初から見えていない。
ここが、いちばん厄介なところです。
見ているのは、自分の「つもり」だけ
このタイプはプロセスを見ていません。
見ているのは、自分の意図だけです。
「自分は悪気がなかった」
「自分はちゃんとやったつもり」
ここで、止まっている。
でも実際に起きているのは、別のことです。
相手が困っている。
関係が、ぎくしゃくしている。
この現実のほうを見ないから、非にたどり着けない。
これは性格ではなく、機能の問題
ここまで来ると、こう思いますよね。
「いい年して、なんでこれが分からないの?」
この違和感は、かなり本質を突いています。
というのは、これは性格の良し悪しの話ではないからです。
自分を客観視する機能、相手の視点に立つ機能。
これが、根本的に育っていない状態です。
だから、関わると事故に遭ってる気分になります。
こっちが何を言っても、本人には届かない。
そして本人は、何の問題も感じていない。
気づかないまま、ズレが積み重なる
厄介なのは、気づかなくても、その場がなんとなく回ってしまうことです。
周りがフォローする。
誰かが、そっと我慢する。
だから本人は問題ないと思っている。
実際には、支えられているだけなのに。
そして気づかないまま、ズレだけが積み重なっていく。
人は、わざわざ理由を教えてくれません。
ただ、静かに離れていきます。
結局、どう向き合えばいいか
①のタイプは、少数派です。
ただ、当たってしまうと、こちらの消耗がいちばん大きい。
理由はこうです。
②や③は構造が分かれば、対処の糸口があります。
でも①は、本人に気づかせるルートがほぼ通じない。
だとすると、こちらがやることは一つです。
変えようとして消耗するより、まず「これは①だ」と見極める。
やることは、それだけです。
↓「謝らない人」4タイプの全体像はこちら↓
>>『なんで謝らないの?』謝らない人の心理|4タイプの構造
↓この「機能が育っていない」という話の全体像はこちら↓
>>未熟な大人とは何か|話が通じない、論理が届かない「困った人」の構造
↓こういう人との関わり方はこちら↓
>>話が通じない人との関わり方|戦わずに勝つという選択

