例えば、こんな状況です。
「今、自分は責められている」
「かなり追い込まれている」
「正直しんどい」
この状態で、
「強く出て自分を守る」
「相手に対して威圧的になる」
これだけを見れば、ある意味仕方ないようにも見えるかもしれません。
でも、ここに前提を一つ足すとどうでしょうか。
不倫がバレて
この一文が入った瞬間に、見え方が変わりますよね。
ここで起きているのが、正当化です。
自分の非が分からない人は、途中からしか見ていません
このタイプの人は、物事を最初から見ていません。
自分が何をしたのか。
それによって何が起きたのか。
なぜ今の状況になっているのか。
そこを飛ばしています。
そして、今の状況だけを見て、
「責められている」
「追い込まれている」
「だから自分を守る必要がある」
と考えます。
でも本来見るべきなのは、そこではありません。
なぜその状況になったのかです。
「何が悪いの?」になる理由
このタイプの人は、本気でこう思っています。
「この状況なら仕方ないよね」
「何が悪いの?」
なぜそうなるのか。
自分の行動と、今起きている問題の因果関係がつながっていないからです。
本来は、
自分の行動
↓
問題が起きる
↓
責められる
という流れです。
でも本人の中では、
責められている
↓
苦しい
↓
だから強く出るのは仕方ない
という流れになっています。
最初の原因が抜けているんです。
正当化には2パターンあります
正当化にも、大きく分けて2つあります。
一つは、分かっているけど認めたくない正当化です。
本当は自分に非があると分かっている。
でも、その場を乗り切るために理由をつける。
これは防衛のための正当化です。
もう一つは、本気で自分には非がないと思っている正当化です。
「この状況なら仕方ない」
「自分は悪くない」
「何が問題なの?」
こういう認識です。
やっていることは同じでも、中身が違います。
前者は逃げるための正当化。
後者は本気で成立していると思っている正当化です。
一般的には悪いことだと分かっていても、自分には適用しません
このタイプの人は、世間一般として良くないことは理解している場合があります。
不倫は良くない。
嘘をつくのは良くない。
人に迷惑をかけるのは良くない。
そこまでは分かっている。
でも、自分のケースになると話が変わります。
「今回は仕方ない」
「この状況ならしょうがない」
「自分だけが悪いわけじゃない」
こうやって、自分だけ例外にします。
理解しているのに、自分には適用しない。
ここがかなり厄介です。
話の辻褄が合わなくなります
このタイプの人の話は、だいたい辻褄が合いません。
自分に都合のいい部分だけを切り取る。
不利な部分は見ない。
原因の部分は飛ばす。
だから、全体で見ると矛盾します。
論理が破綻している。
話の筋が通っていない。
前に言っていたことと今言っていることが噛み合わない。
でも本人は、それに気付いていません。
自分の中では成立しているつもりだからです。
原因を飛ばすと、何でも正当化できます
原因を見ずに、今の状況だけで判断すると、何でも正当化できます。
責められているから怒った。
追い込まれたから威圧した。
苦しかったから嘘をついた。
その瞬間だけ見れば、理由があるように見えます。
でも問題はそこではありません。
そもそも、なぜその状況になったのか。
ここを見ない限り、話は成立しません。
途中から見れば、誰でも自分を正当化できます。
結局、話が通じません
このタイプの人とは、かなり話が通じにくいです。
なぜなら、見ている場所が違うからです。
こちらは原因から見ています。
「あなたがそれをしたから、今こうなっている」
という話をしています。
でも相手は、今の状況だけを見ています。
「自分は責められている」
「だから守る必要がある」
「だからこの態度は仕方ない」
この認識です。
そもそも見ている地点が違うので、話が噛み合いません。
本気で悪くないと思っている人はかなり厄介です
分かっていて認めない人も厄介です。
でも、本気で悪くないと思っている人もかなり厄介です。
なぜなら、本人の中では本当に成立しているからです。
「この状況なら仕方ない」
「自分は悪くない」
「何が問題なの?」
この前提で話してくるので、こちらがどれだけ原因を説明しても届きません。
かなり疲れます。
というより、まともに分かり合おうとすると消耗します。
結論
自分の非が分からない人は、単に頑固なわけではありません。
原因と結果のつながりが見えていない状態です。
今の状況だけを見て、
「仕方ない」
「自分は悪くない」
「何が問題なの?」
と正当化します。
でも、本来見るべきなのはそこではありません。
そもそも、なぜその状況になったのか。
ここを見ない限り、自分の非には気付けません。
途中から見れば、自分を守る理由はいくらでも作れます。
でもそれは、正しいということではありません。
原因を飛ばしているだけですよね。