今回は、スキーの「パラレルターンで足が開く」というテーマでお話しします。
- パラレルターンの練習をしてるけど、ターン中に足が開いてしまって両スキーがそろわない。
- どうすればパラレルターンで足が開かない滑りができるの?
という疑問に答えます。
この記事を読めば、キレイに両足をそろえたパラレルターンのやり方が理解できます。
パラレルターンでどうしても足が開いてしまうという人は、ぜひ参考にしてみてください。
※なお、このページで足が開くというのは「スタンス幅」の話で書いています。
「スキー板がハの字(プルーク)になってしまう」という人はこちらの記事が参考になると思います
参考》【パラレルターンがうまくできない】ハの字が残る原因を超詳しく解説
パラレルターンで足が開く原因:外スキーに乗れないから
外スキーに乗れないから内スキーを支えにしてターンしている
スキーのパラレルターンは基本的に外スキーに乗ってターンします(ほぼ100%外スキーと考えてOK)
しっかり外スキーに乗れていれば、内スキーは外スキーにそろえて滑ることができます。
でも外スキーにうまく乗れない場合は、内スキーで体を支えながら外スキーに荷重するターンになってしまいます。
内スキーにも多く体重が乗ってしまって、外スキ―で舵を切っている状態です。
つまり、内スキーに多めに体重が乗っているので内スキーを自由に操作できる状態じゃないということです。
これはプルークボーゲンに近い重心配分です。
パラレルターンで滑るなら、もっと外スキーにしっかり乗り込めるようになりたいところですね。
で、せっかくなのでパラレルターンで足が開かないための対処法を紹介します。
定番だけどやっぱりこれ【外脚ターン】
内スキーは浮かせて、外スキー1本でターンします
最初はハの字でOK
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- まずはターンの後半に内スキーを浮かせて、外スキー100%でターンを仕上げる
- ターンが終わったら内スキーを下ろし、両スキーを使ってプルークボーゲンで次のターンに入る
- 同じようにターンの後半で内スキーを浮かせてターンを仕上げる
これの繰り返しです。
まずは、ターン後半の一番やさしい場面で外スキー1本でターンします。
ターンを時計に例えるなら、4~5時、8~7時あたりが目安です。
内スキーを浮かせたままターンできるということは、しっかり外スキーに乗れている証拠です。
すぐに内脚をついてしまう、一瞬しか浮かせられない、という場合は左右のポジションが良くないです。
もっと外スキーの上に重心をもってきましょう。
スキーじゃなくても片足で立つときはそうなってるはずです。
内スキーを浮かせれるなら外スキーにそろえてターンすることもできます。
ターンの後半で内スキーを浮かせて滑ることができたら、徐々に内スキーをあげるタイミングを早くしてみましょう。
なるべく片脚で滑る時間を長くしていく感じで。
スキーを浮かすタイミングを早くするときは、滑るスピードも少し早くしたほうがやりやすいですね。
それで、最終的には「外スキーから次の外スキー」というように、つねに片脚で滑れるようになるとカンペキです。
内スキーを浮かせることができるなら、それは外スキー1本でターンできるということです。
そうなると内スキーを外スキーの横にそろえて滑ることもできます。
まとめ
今回は、パラレルターンで足が開くということで、その原因と解決法について解説しました。
もちろんパラレルターンで足が開く原因はほかにもありますが、今回はいちばん基本的な話をしています。
「しっかり外スキーに乗れていますか?」…まずはそこです。
その練習方法として、定番の「外脚ターン」を紹介しました。
ポイントは何のための練習かを意識してやるといいと思います。
そして、もしうまくいかなかったとしたら、うまくいかない理由を考えましょう。
なんでうまくいかないのか考えながら練習すると上達が早いですよ。
…ということで、今回は以上になります。